クリスマスやお正月などのイベントを終え、皆様はどのように過ごしているでしょうか。今年は新型コロナが5類となって初めてのお正月ということで、いつもより人手が多かったようです。一方で震災や大規模火災などもあり、一日も早い復旧を願っております。
さて、昔から「2月と8月は売上が下がる(商品が売れない)」と言われています。クリスマスや忘年会、新年の行事、新年会などが一通り終わると、お客様の懐事情により買い控えを行う時期に入ります。特に今年は物価高騰の波が来ており、消費者のお財布の紐(ひも)がより一層堅くなっていると思われます。
そのような時期に入ると焦ってしまいますが、お客様に必死にセールスしても、懐が寂しいという状況に変わりはないため、効果としては少ないと思います。
この時期は無理に売上を上げようとせず、ぜひ、将来に繋がるものに取り組んでみることをお勧めします。例えば、@お客様の行動パターンや嗜好の理解、A新商品のリサーチや新たな収入源の開拓、B従業員教育やオペレーションの確認などです。これらは直接的な売上には繋がらないかもしれませんが、中長期的な視点で見ると企業の成長には不可欠ですので、余裕があるときに積極的に取り組んでほしいと思います。
また、これらのテーマは企業単独で取り組むよりも支援機関や専門家を活用することでスムーズに進むこともありますので、支援策やB-nestの相談窓口などを活用してみてください。
今年の干支は甲辰(きのえたつ)といって、古い体制や慣習といった殻を破り、進んでいく年だそうです。また、辰年は激動の年になると言われており、そのような大きな変動の中でも自社の方向性をしっかりと定めていただければと思います。