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B-nest(ビネスト)TOP > 産学連携推進事業 > 地域課題に係る産学共同研究委託事業 > 令和2年度研究成果 おいしい産業株式会社

地域課題に係る産学共同研究委託事業

令和2年度 研究成果

由比漁港周辺海域におけるアカモクの効率的な独自の養殖技術及び食品レシピの開発

[委託先団体] おいしい産業株式会社
[連携大学] 東海大学短期大学 准教授 高塚千広
[連携団体] 由比港若潮研究会、特定非営利活動法人海プラスSOU、静岡市海洋産業クラスター協議会

目的

由比漁港周辺に自生しているアカモクを静岡市の特産品とすることで、サクラエビやシラスの不漁により苦しい状況が続いている漁業経営の安定化や活性化を目指します。アカモクの安定的な漁獲量確保のため、また休漁期の収入源として、アカモクの養殖方法の研究および恒常的な県民への食の提供を目的としました。

■アカモクとは
写真1:アカモク
  [写真1:アカモク]


アカモクはワカメと同じ褐藻類の海藻です。茹でて細かくミンチにするとネバネバになるのが特徴で、低カロリーでミネラルが豊富な注目される食品です。駿河湾にも近年生息が確認され、少しずつ広まっています。

■アカモクの養殖方法
STEP1 STEP2 STEP3
アカモクから種(幼胚)を集める 陸上で10cmになるまで成長させる ロープに巻きつけ海中で養殖させる
アカモクから種(幼胚)を
集める
陸上で10cmになるまで
成長させる
ロープに巻きつけ海中で
養殖させる
成果

■アカモクの種苗生産と水揚げ
由比漁港で生産した種苗を県内漁港4箇所に設置し、駿河湾産養殖アカモクを165kg水揚げすることができました。天然物は4月末〜5月上旬に成熟するため、桜えび漁の期間中と重なってしまいますが、養殖物は3月上旬に水揚げができました。陸上において、人工的な最適生育環境を準備することで、天然物に比べて早く成熟することがわかりました。

[アカモクの種苗生産から海中養殖・水揚げまでの流れ]
陸上養殖の様子 アカモクの幼体 新潟県協力者とのリモート会議 計画打ち合わせ 海中養殖計画
陸上養殖の様子 アカモクの幼体 新潟県協力者との
リモート会議
計画打ち合わせ 海中養殖計画
海中設備の準備 海中設備の設置 ロープに差し込む 成長チェック 水揚げ
海中設備の準備 海中設備の設置 ロープに差し込む 成長チェック 水揚げ
■アカモクの特性を活用した商品研究
写真2:開発商品
    [写真2:開発商品]

アカモクは全国で採れ差別化が難しいことから、駿河湾にある海の幸と一緒に提供する必要があると考えました。アカモクの収穫量がまだ安定しないため、販売可能な数量を勘案し、高級感が出る商品を研究しました。試作を繰り返し、最終的には桜えび・スルメイカ・アワビ・アカモクを入れた商品が完成しました(写真2)。

まとめ

本事業では、由比漁港周辺に自生しているアカモクから幼胚を採取し、アカモクの養殖を行いました。当初予定していたアカモクの種(幼胚)を糸につける養殖方法を進めましたが、最初はうまく育成することができず、新潟県水産海洋研究所の助言をいただき、京都府の特許技術も借用しながら、由比独自の養殖方法を確立させました。今後、由比港若潮研究会は今回得た知見をもとに、アカモクの養殖に加え、ワカメの種苗生産にも挑戦します。アカモクの商品研究も完了し、商品に関しては2021年夏以降に販売を開始する予定です。

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