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B-nest(ビネスト)TOP > 産学連携事業 > 地域課題に係る産学共同研究委託事業 > 令和3年度研究成果 おいしい産業株式会社

地域課題に係る産学共同研究委託事業

令和3年度 研究成果

三保の地下海水を活用したアカモクの二期作と完全養殖の研究

[委託先団体] おいしい産業株式会社
[連携大学] 東海大学海洋学部 水産学科 教授 吉川 尚、教授 秋山信彦
[連携団体] 由比港若潮研究会、特定非営利活動法人海プラスSOU、静岡市海洋産業クラスター協議会

目的

前回の研究(基礎コース)において、由比漁港にてアカモクの母藻から幼胚を採取し、陸上で10cm程度まで成長させるアカモク種苗生産技術を確立することができました。しかし、由比漁港周辺は養殖海域が狭く、生産量を増やすために、アカモクの育成条件の良い三保地下海水を利用した種苗を生産することで、種苗の質を高め、二期作と完全養殖の可能性について研究しました。

成果

2021年8月9日、由比漁港で育成した種苗561個体を東海大学清水キャンパスに運び、三保地下海水を用いた種苗の育成を開始し、2021年12月20日まで育成試験を行いました。

三保地下海水で育成したアカモク種苗は、2021年8月9日の全長:0.90±0.29cm、湿重量:0.017±0.012g から順調に生長し、10月25日には全長:4.8±1.8cm、湿重量:0.94±0.74g に達しました。一方、由比漁港のアカモク種苗は、10月25日時点で全長:1.6±0.4cm、湿重量:0.086gであり、地下海水種苗に比べて小さかったのですが、11月初旬以降は、地下海水種苗の生長が鈍化したのに対し、由比漁港種苗の生長は急伸した結果、12月初旬にはほぼ同程度の全長となり(地下海水:4.0±0.97cm、由比漁港:4.3±1.4cm)、12月下旬には逆転しました(地下海水:4.6±1.3cm、由比漁港:4.7±1.1cm)。

図1:アカモク種苗の全長の変化
[図1:アカモク種苗の全長の変化]
図2:アカモク種苗の湿重量の変化
[図2:アカモク種苗の湿重量の変化]

2021年8月9日地下海水で育成開始時
2021年8月9日
地下海水で育成開始時
由比漁港2021年11月1日
由比漁港2021年11月1日

東海大学2021年11月9日
東海大学2021年11月9日

[写真1:由比漁港、東海大学で育成した種苗]
まとめ

三保地下海水で育成したアカモク種苗は、2021年8月9日の全長:0.90±0.29cm、湿重量:0.017±0.012g から順調に生長し、10月25日には全長:4.8±1.8cm、湿重量:0.94±0.74g に達しました。一方、由比漁港のアカモク種苗は、10月25日時点で全長:1.6±0.4cm、湿重量:0.086g であり、地下海水の方に優位性がありました。しかしながら、4月〜7月と11月以降の水温が例年より高かったことにより、種苗全体の成長スピードは遅く、2022年2月に一期作目の水揚げをする事ができませんでした。

3月下旬の水揚げを一期作目として、収穫後に陸上養殖している種苗を差し込み、天然物と同時期である5月水揚げを二期作目として研究を続ける予定です。

概要報告書のダウンロード

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