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B-nest(ビネスト)TOP > 産学連携推進事業 > 地域課題に係る産学共同研究委託事業 > 平成24年度研究成果 株式会社うまヘルシー

地域課題に係る産学共同研究委託事業

平成24年度 研究成果

高機能・高品質トマトの隔離土耕栽培における最適土量の確立

【委託先団体】株式会社うまヘルシー
【連携団体】日本オーガニック株式会社
【連携大学】静岡大学農学部 教授 糠谷明

目的

美味しいトマトを栽培するため、高糖度のトマト栽培技術を持つ静岡大学の糠谷教授の協力を得て、与える水分や肥料を管理し、少ない土の量で隔離床栽培に挑戦しました。
今までは70ℓ(リットル)の土量で大型プランター栽培していましたが、今回は5、10、15、20ℓの土で試験栽培を行い、従来の70ℓでの栽培と比較して、収穫されるトマトの収量、糖度などの成分、大きさや品質などを調べました。

株式会社うまヘルシー_イメージ1
無添加のトマトゼリー

栽培に用いる土の量を減らすことは、土壌環境管理が容易で、水分ストレスにての高糖度のトマト栽培に適し、栽培作業や土の処分が軽減され使用肥料も含めてコスト低減も図れるからです。
栽培の目的としたのは、無添加で製造するトマトゼリーの原料に適した高品質なトマトを収穫することです。

[不織布の上に一定量の土を入れ、底なしポットの苗を定植]
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プランター全体に土を入れた従来の栽培 1プランターに4株 1プランターに6株(密植栽培)
成果

土の量を1プランター当たり、5、10、15、20ℓとして試験栽培を行った結果、通常栽培と比較して土の量が少ないほど、水分ストレス(乾燥しやすい)が大きく関与し、果実に含まれる甘みや酸味の成分が多い高品質なトマトが収穫されました。また、1株当たりの収量は、糖度が高くなる分トマト果実が小さくなり、従来の70ℓの土量よりも少なくなりました。
今回の試験栽培で得られた結果をもとに、水分や肥料の管理などを検証して栽培技術を確立し、その技術をトマト栽培農家に普及していく予定です。

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5ℓ土壌では粒が小さい 20ℓ土壌では粒が大きい 土が少ないほど糖度が高い

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