[委託先団体] 株式会社エテ
[連携大学] 静岡大学教育学部・大学院教育学研究科 教授 松永泰弘
弊社が取り組む「えての木育ワークショップ」に使用するオリジナルの木育ツールについて、静岡大学教育学部と連携しながら「教育的観点」から検証し、子ども達の心身を育む教育工学に基づいた形での製品化を目的としました。 |
[写真1:木育ワークショップ] |
本事業で完成を目指した新木育ツールは、「木育活動が全国各地でできる製品」と位置付け、研究を行ないました。これにより、既存の木育ワークショップ運営時の使用だけではなく、講師のいない環境下(例えば、家庭における親子)でも取り組めることとなり、全国各地での木育活動が可能となります。 |
実際の木育ワークショップ見学による活動内容の分析からスタートして、様々な角度から研究を行ないました。 |
[写真2:見学会] |
[図1,2:多種多様なアイデアをもとに具体化] | |
【TIME-ROBITの主な特徴】 | |
1. 静岡県産杉材とMDFのハイブリッド素材 2. 随所にある教育的観点 (目や口の穴、ダボ組み構造、やすりがけ など) 3. 実用性 (時計・箱型ティッシュ・ペン立て・引出 し収納) 4. 所有感 (自ら作る、家族で作る、完成後も一緒に 時を刻む) 5. MADE IN SHIZUOKA (立案・研究・デザイン・加工すべて静岡 で完結) |
2018年2月25日に、ALL Lady's フェス(沼津市)会場内で、完成したTIME-ROBITの試験開催を行いました。参加者(製作者)からは極めて高い評価が得られ、早い段階での製品化を期待する声が大変多く聞かれました。
今後は、塗装の有無や教育的要素の紙面化(コーチングシート)など、商品力と教育的要素のさらなる向上を目指し、製品化を行います。