最近、窓口相談で相談をされた方で、無事に開業された方をリストアップする作業を行いました。無事開業している方の共通点を思い起こすと、創業者だけではなく、既にビジネスを始められている方で新規事業に取り組もうとされている大半の方が、リーンローンチパッドの理論を説明すると大変興味を持ち、ぜひ学んでみたいと言われていました。
現在は、消費者のライフスタイルや購買習慣が非常に複雑になり、最初の事業アイデアが、そのまま成功することは稀です。従って、失敗を繰り返しながら、標的顧客とのコミュニケーションの中でヒントを得て試作を繰り返すしかありません。
起業・新規事業のメッカと言えば、アメリカのシリコンバレーを思い浮かべる方は多いと思いますが、アメリカ人は日本人より新規事業を作り出す能力が高いのでしょうか。能力の問題ではなく、アメリカでは新規事業開発理論を学んで実践する土壌が醸成されていることが重要な要素と考えられます。
「起業・新規事業のキモは、早く・安く・賢く失敗すること」と言われると少々無責任な印象を感じる方がいるかもしれません。しかし、この理論が開発されたスタンフォード大学のあるシリコンバレーでは「アジャイル」という方法により、早く、費用をかけずに試作を繰り返して、商品を完成させることが実践されています。
B-nestマーケティング支援講座【特別編】ゼロからわかる「リーン・スタートアップ」が、11月15日午後6時半からオンラインで実施されます。興味のある方に参加を強くお勧めします。