明けましておめでとうございます!昨年はサッカーW杯が盛り上がりましたね。
ところで2023年はJリーグが開幕30周年を迎えますが、日本のサッカー人気はJリーグ開幕が大きく影響していることは間違いないと思います。
Jリーグは開幕当初から地域密着性を重視しているそうで、チーム名も「地域名+愛称」(例えば「清水+エスパルス」「ジュビロ+磐田」など)とし、ふるさとを大切にする日本人の郷土愛に火をつけ盛り上がりに繋がったのではないでしょうか。
また“サッカー不毛の地”とされるアメリカ合衆国でも「メジャーリーグサッカー(MLS)」というプロリーグが存在し、Jリーグとは異なる独特な戦略によって若年層を中心にサッカー人気を徐々に高めているとのことです。
もちろんJリーグもMLSも運営において様々な戦略立案が行われているはずですが、両者とも商圏(日本やアメリカなどといった国)の顧客(その国の国民)を惹きつける仕掛けを上手く盛り込んで、サッカーという“既存商品”の関心度を高め普及に繋げてきた点で共通していると考えられます。
新事業や新商品の開発も大事ですが、既存事業や既存商品も商圏と消費者の性質や嗜好を改めて分析することで、人気再燃や顧客獲得に繋がるかもしれません。そしてそのヒントは、スポーツの盛り上がりの裏に隠されているかもしれません。