最近、YouTubeをよく利用するようになりました。キーワード検索により、とにかく無料で大抵の疑問に答えてくれるところが気に入っています。
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省)において、「動画共有系ではYouTubeの利用率が高く、10代から40代で90%を超過」とあり、スマートフォンの普及や大容量通信の高速化によって、動画をストレスなく視聴できるようになってきたことから、若い世代を中心に多くの人々の普段の生活に浸透しています。
さてここで、動画のビジネスへの活用法について考えてみたいと思います。すでにマーケティングを目的として、「YouTubeへの投稿」「SNSや自社サイトに掲載」「イベントで上映」「店頭での掲示」等が見られますが、そもそも動画の持つ利点はなんでしょうか。
主な利点を文字情報と比較して上げると、@一度に伝えることができる情報量の多さ、Aイメージの伝えやすさ、B視覚・聴覚の両方に訴えることができる等が有意に優れている点と言えます。
商品・サービスの提供価値をどのようにターゲット顧客に伝えるかを考えるとき、イメージの伝えやすさは、競合との差別化に必要な感情的価値の提供しやすさにつながり、ブランディングにも効果的でお勧めです。また、機能的価値についても、例えば、商品の使い方などは説明書の役割も果たすため、商品の機能が理解しやすくなり、購買意欲の増加にも貢献します。
ビジネスとして費用対効果を考えて、効果的な動画を作るために、最初に利用目的を明確にすることが重要です。目的が明確でないと、結局使えない動画ができあがってしまいます。また、作成自体、スキルを必要としますので、公共支援機関の提供している専門家派遣を使うのもよいと思います。
次の一手を考えている方、動画を活用したことがない方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。