ある日の午後、あなたは駅近くで予定していた用事がキャンセルになりました。どこかのカフェで過ごすことにします。さて、皆さんは、どこのカフェが頭に浮かびましたか?
ブランドって、何だか高級そうな商品とかをイメージしてしまいがちです。しかし、本質は別のところにあります。ブランドとは、ある企業やお店に対して人々が思い浮かべる特定のイメージであると定義できます。「○○だったら××」といった感じでしょうか。
ブランドができあがると、多くのメリットが期待できます。まず、顧客は真っ先に自社(自店)を選んでくれることでしょう。さらに、ファンになってくれたり、他の顧客に紹介してくれることも期待できます。このように顧客を拡大するためには、自ら積極的にブランドを作りあげる活動をした方が良さそうです。
手順としては、まず、ブランドを明確にすること。先ほど述べた「○○だったら」を考えます。顧客は誰で、なぜ自社(自店)を選んでくれるのかがヒントになります。
ブランドが明確になったら、ブランドを維持する活動を行います。具体的には、商品や店舗などでブランドを形にする、ホームページやSNSでブランドに沿った情報を発信する、社員はブランドを価値基準として振舞うなど。こうした維持活動を通じて、ブランドは次第に顧客に認知され、信頼を得ることになるでしょう。
ただし、ブランドは見方を変えると「顧客との約束」とも言えます。もしブランドを毀損するような行動を取れば、それは顧客との約束を破り信頼を失うことになることを、しっかりと心に刻み込んでおきたいものです。
ブランディングについて悩んでいる、といった方はぜひ窓口相談も活用ください。