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地域課題に係る産学共同研究委託事業

平成27年度 研究成果

オクシズヒノキ材を用いた木質調音パネルの開発

[委託先団体]  協業組合ジャパンウッド
[連携大学]  静岡大学学術院農学領域 教授 安村 基
[連携団体]  静岡県工業技術研究所

目的

静岡市内の人工林のヒノキ・スギの8割以上が伐採期を迎えており、活用すべき状況となっています。一方、木材業界においては、低迷傾向が続いており、新たな付加価値を持った木材製品の開発が望まれています。

そこで、静岡市産オクシズヒノキ材を利用した、新たな付加価値を持つ木質系調音パネルの開発を行いました。これは、住宅建築・商業施設・オフィス等での快適な音環境を実現するため、吸音性能や響きの調節機能等を持った内装材へ利用できます。

[写真1:木工模型外観]
[写真1:オクシズの森林]
成果

人の話し声の周波数(500Hz〜1kHz)付近で吸音できると、快適な音環境を創出することに繋がります。

そこで、オクシズヒノキを用いたスリット構造材と多孔質吸音材を組み合わせ、ハイブリッド構造の木質系調音パネルの開発に成功しました。

評価は、静岡県工業技術研究所が所有・構築する測定システムを活用し、弊社従来品(名称:ダイヤウッド)と比較しました。

[写真1:木工模型外観]
[図1:調音パネルイメージ]
[[写真2:パネル壁施工例]
[写真2:パネル壁施工例]
[図2:吸音率(材料による比較)]]
[図2:吸音率(材料による比較)]
※ハイブリッド材は500Hz〜1kHzの周波数で
                                        吸音率大

(1) 木質構造部や多孔質吸音材料について基礎的なデータを蓄積・評価
(2) 試作したパーティションパネルの音響特性を計測・評価
     【A】パネル無し状態の部屋
         → 400Hz〜1kHzの残響時間が0.7秒
     【B】パネルを設置した部屋
         → 理想残響時間とされる0.6秒
(3) 試作した調音内装材の音響低減効果を計測・評価
    【A】弊社従来品の内装材
        → 残響時間の低減が少ない
    【B】試作した調音内装材
       → 2.5kHz付近まで響きを抑制

[写真1:木工模型外観]
[図3:内装材による響きの効果]
内装材が施工されていない状態を100
            (値が小さいほど 効果:大)
まとめ

オクシズヒノキ材と多孔質吸音材料を組み合わせたハイブリッド構造の調音パネル開発に取り組み、木構造の形状や寸法ほか様々な条件における吸音に関する基礎データを蓄積できました。

これらをもとに試作したパーティションパネル及び壁用内装材について、目標とする500Hz〜1kHzでの音響的な効果が確認できました。今後は、木質調音パネルの製品化を進め、静岡市内に施工予定の公共性のある大型施設への納入を図ります。

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