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起業家等支援事業

創業支援セミナー(第3・4回) 実施報告

【第3回7/22(火) 】「ビジネスモデルを考える」

「自分らしいビジネス」を考えた ~第3回 開催レポート~

今回はシリーズ第3回。前回のセミナーでは、自分の「やりたいこと」や「届けたい相手」を言語化し、夢に輪郭を与えるワークを行いました。そこから一歩進んで、「では実際に、どのようにビジネスとして組み立てていくか?」に焦点を当てたのが今回のテーマです。

講師は、創業支援の現場で数多くの相談を受けてきた中小企業診断士・髙橋祐貴先生。

理論に偏りすぎない実践型の講義で、参加者自身のビジネスアイデアを深く掘り下げていきました。

「誰に、何を、どのように届けるのか」という問いかけを軸に、自然と手が動くようなワーク構成に、会場の集中力も高まります。

そして後半は、現役起業家・柴田宙見さんの体験談。発酵スイーツやカフェ事業など、複数の事業を展開している柴田さんが、試行錯誤のプロセスや失敗談、そして「自分スタイル」の見つけ方を、等身大の言葉で語ってくれました。その姿に、「自分にもできるかもしれない」と希望を抱いた参加者も多かったようです。

【第4日目 8/5(火) 】「ビジネスモデルを数字で説明しよう①」

数字で説明できる起業家に ~第4回 開催レポート〜

8月5日、創業支援セミナー第4回が開催されました。テーマは「ビジネスを数字で説明しよう」。

講師は、中小企業診断士の小林昌宏先生。

経理財務や経営企画の豊富な経験を活かし、現在は経営相談や創業支援に幅広く従事されており、静岡市内でも多くの創業者に寄り添ってこられた実績を持つ先生です。

今回は、事業計画に欠かせない「資金計画」や「収支計画」について、文具店の創業をモデルに、具体的な数字を用いたワーク形式で解説。資金調達や利益計画など、「お金」と「利益」の違いを丁寧にひもときながら、創業に必要な考え方をわかりやすく教えてくださいました。

参加者からは「お金の流れがようやく見えてきた」「漠然とした不安が整理できた」との声が多く、苦手意識のある分野にも前向きに向き合うきっかけとなったようです。

後半には、先輩起業家・山崎繁幸さん(株式会社Engi 取締役CSO)が登壇。

地域食材を活用したBBQ施設のフランチャイズ展開をはじめ、観光コンテンツの開発などユニークな事業を手掛けており、これまでに数多くのビジネスコンテストでの受賞歴をお持ちです。創業初期の失敗談から数字の大切さに気づいた実体験が、参加者の心にも強く響いていたようです。

「やりたいこと」から「どう実現するか」へ-創業の輪郭が一層鮮明になる時間となりました。